人・農地プランの実質化に向けた取組

 

人・農地プランとは、農業者が話合いに基づき、地域農業における中心経営体、地域における農業の将来の在り方などを明確化し、市町村により公表するものです。

 

現在、担い手の高齢化・減少が急速に進む中で、新たな担い手の育成と産地及び農村集落の維持を図ることが喫緊の課題となっているところです。

 

これまで地域の農業を⽀えてこられた⽅達は、地域での徹底した話合いにより、ほ場整備、機械・施設の導⼊、地域の共同活動などに取り組み、地域の農業・農地を守り、発展させてきました。

 

⼀⽅、こうした⽅達が⾼齢化する中で、これからの地域の農業を担っていく世代が、効率的な農地利⽤やスマート農業を⾏うための農地の集積・集約化を進めていくには、まさに「待ったなし」の状況です。

地域の皆さんがこれまで営々と築き上げてこられた地域の農業・農地を、それを取り巻く伝統や⽂化、⾃然景観などと⼀緒に、⼦供や孫の世代にしっかりと引き継いでいきたいと思いませんか︖

 

今こそ、⼈・農地プランの実質化に取り組み、地域の話合いを再活性化して、「将来にわたって地域の農地を誰が担っていくのか」「誰に農地を集積・集約化していくのか」を地域の皆さんで決めていく必要があります。

 

人・農地プランを真に地域の話し合いに基づくものにする観点から、アンケート調査や話合いを通じて地図による現況把握を行った上で、中心経営体への農地の集約化に関する将来方針を作成することにより、人・農地プランの実質化を図ります。

 

今回、人・農地プランの実質化に取り組むに当たり、工程を作成しました。

 

 

2019年12月19日