【速報】「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のイコモス勧告について

本日、小値賀町の野崎島の集落跡を含む「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について、ユネスコの諮問機関であるイコモスから、「世界遺産一覧表への記載が適当」との勧告がなされました。

 

【イコモス勧告への西町長のコメント】

 

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産として「記載」と勧告されたことを大変嬉しく思っています。

本町の資産である「野崎島の集落跡」が所在する野崎島は、江戸時代の厳しいキリスト教禁教政策の下、長崎の外海地方に出自を持つ潜伏キリシタンが神道の聖地であった野崎島に移住し、険しい斜面地を切り開き集落とし、神道信仰者と共存しながらキリシタン信仰を継承した貴重な遺産です。

この遺産が、世界文化遺産の登録を通して、町の宝から世界の宝となり、未来永劫にわたり受け継がれるとともに、本町の歴史や文化が改めて注目され、町民にとって、郷土への誇りを再認識する良い機会となりますことを心より期待しています。

町の宝である野崎島の世界文化遺産登録は、町民の悲願であり、今後のまちづくりの大きな励みになるものであります。

6月末より開催される世界遺産委員会で、この勧告のとおり登録が決定することを、町民の皆様とともに心待ちにしています。

 

小値賀町長 西  浩 三

2018年05月04日